今月みなさんにご紹介するアルバムはRed Hot Chili Peppers 1999年発表の『Californication』です。このアルバムは薬物中毒を克服したジョン・フルシアンテがバンドに復帰して作られた4年ぶりのバンドにとって起死回生の作品となったと同時に自身最大のセールスも記録したモンスターアルバムです!
このアルバムまでのレッチリはと言うと83年以来の15年で9代のギタリストを交代させながら、それでも一線をキープし続けていたバンドで、その栄光の陰に蓄積されていった肉体的・精神的疲れがタイトル・トラックの「西半球の終着点」 に辿り着いたのだろう!?と思う。やっと自分達の等身大で歌っていこうと新たなスタートを切った作品となっている。 そしてこのアルバムのキーマンになっているジョン・フルシアンテは過去22歳の時、日本公演の最中に突然帰国してしまった事がある(笑) 分からなくはない。誰しも生活が急に変わったりすると怖くなるものだ。 成功・スターダムに昇り上がっていく事と、自分が純粋にギターを演奏する事がイコールに感じなかったのだろう。 とても繊細な人で、彼のこういったメンタル面の弱さはこのアルバムにとても良い影響を与えている。 このアルバムから続く3部作もまたジョン・フルシアンテ抜きには作り得なかったであろう。彼は今のレッチリには欠かすことの出来ない存在だと思います。
僕の好きな曲は「PARALLEL UNIVERSE」と「SCAR TISSUE」です♪ ジャケットの色のコントラストも綺麗ですよね~
それにしてもフリーのベースはいつ聴いてもカッコイイなぁ(^O^)/