今月みなさんにご紹介するアルバムは2013年発表のアンダース・オズボーンの「peace」です。 アンダース・オズボーンと言ってもあまり知らないという方も多いとは思いますが、彼はニューオリンズを拠点に活動を続けるスウェ-デン出身のブルースロックギタリストなんです。
このアルバムのオープニングは二-ル・ヤングのあの曲に似てますが・・・・・ それはさておき、アルバム全体がもちろんブルージーであり、フォーキー、少しサイケデリック、そして放浪経験のある彼のカントリーな感じがうまく織り交ざり合ったロックな作品になっています。 静けさの中にとても熱いモノを感じる1枚です!
僕の好きな曲はタイトルトラックの「Peace」と「Sentimental Times」♪ですが、他にも興味深い曲があって、薬物中毒を克服した過去を持つアンダースが”もうクスリなんてやめちまえ”と言い放つ「Let It Go」やオルタナティブロック風の「Five Bullets」は2013年1月21日、ニューオリンズで開催されたマーティン・ルーサー・キング・デイのパレードで5人が拳銃で撃たれ負傷した事件を題材に書かれたものだそうです。 やはり何か熱を感じずにはいられない作品ですね!
~汚れた過去に中指を立て、魂の平和を求め彷徨い続ける~ そんなブルース・ロッカーの渾身の一枚 必聴です!!