今月ご紹介するアルバムはU2の2000年リリース作品『ALL THAT YOU CAN’T LEAVE BEHIND』です。
ダンスビート路線から原点回帰。そして新たな方向性を示し、グラミー賞においても多数の賞を獲得した作品ですね。U2独特の疾走感と社会性・愛が散りばめられた楽曲達。
個人的に1枚聴いて優しい気持ちになれる作品だと思っています。僕が好きな曲は「Beautiful Day」とやはり「Walk On」ですね。
U2の事で一番印象に残っているのは、母国アイルランドにおけるカトリックとプロテスタントの宗教対立に対し、不偏の非暴力主義をアピールした。このアルバムには収録されていない「ブラディ・サンデー」という曲で、北アイルランド問題の「血の日曜日事件」を取り上げIRAの活動を批判する立場を示し、その後IRA支持者(テロリスト)の上位ターゲットとしてU2の名前が上がった(脅迫された)。
それでも彼等はLiveで「ブラディ・サンデー」を演奏するのを辞めなかった!!
バンドとしての覚悟と熱さが伝わってくる、このエピソードが大好きで僕の中でU2は正義のロックバンドって感じなんです(笑)